特定の取引(トランザクション)に割り当てられる一意の識別子。
トランザクションハッシュ(Transaction Hash)とは、ブロックチェーン上の取引を一意に識別するIDです。
ブロックチェーン上で行われる送金・スワップ・ミント・ステーキングなど、すべての操作にこのハッシュが生成されます。
🔹 トランザクションハッシュとは?|ブロックチェーン上の「取引の証拠番号」
トランザクションハッシュ(略称:TxHashまたはTxID)とは、
ブロックチェーン上の1つの取引(トランザクション)を特定するための識別コードです。
取引がブロックチェーンに記録されると、
システムが自動的にハッシュ関数によって64桁程度の英数字を生成します。
例(EthereumのTxHash):
0x5f8d7c5d54b214a9182e3d8a8b931e47612c9b3e9bda15c23bb8b5a64f8c9cdd
このIDを使えば、誰でもブロックチェーン上で
**「いつ・誰が・何を・どのくらい送ったか」**を確認できます。
🔸 トランザクションハッシュでわかること
TxHashをブロックチェーンエクスプローラー(例:Etherscan、BscScanなど)に入力すると、以下の情報を確認できます。
確認できる項目
内容
送信元アドレス
取引を発信したウォレット
送信先アドレス
取引の受け取り側
送金額
送られたトークンの数量
ガス代(手数料)
取引に使用されたETHなどの費用
ステータス
成功(Success)/失敗(Failed)/保留(Pending)
ブロック番号
取引が記録されたブロックの位置
タイムスタンプ
処理日時
🔸 仕組み:ハッシュ関数による一意な識別
トランザクションハッシュは、
取引データ(送信元・送信先・金額・nonceなど)を**ハッシュ関数(SHA-256など)**で変換したものです。
この関数は:
入力が1ビットでも変わると、まったく別のハッシュが生成される
同じハッシュを再現することは実質不可能
つまり、改ざん防止と追跡性の保証を同時に実現しているのが特徴です。
🔸 トランザクションハッシュの使い方
✅ 1. 送金確認
ウォレットや取引所で送金後、「TxHashをコピー」してブロックチェーンエクスプローラーに貼り付ける。
→ 成功(Success)になっていれば完了。
✅ 2. トラブル時の調査
送金が届かない場合やNFTが反映されない場合でも、TxHashを見れば原因を特定できます。
手数料不足(Out of Gas)
チェーンミス(例:BSC → ETH)
トークン未追加(ウォレット側で非表示)
✅ 3. 証明・記録
TxHashは不変な履歴として機能します。
送金証明や監査、取引履歴の裏付けにも利用可能です。
🔸 トランザクションハッシュの確認方法
▪️ 取引所で確認
「出金履歴」や「送金履歴」にTxHashが表示される。
コピーしてブロックチェーンエクスプローラーで照会可能。
▪️ MetaMaskなどのウォレットで確認
取引履歴を開く
対象の取引を選択
「ブロックエクスプローラーで表示」→ 自動でTxHash画面へ
🔸 よくある注意点
トラブル
原因
対策
トークンが届かない
別チェーン宛てに送金
対応チェーンを必ず確認
TxHashがない
送金が未承認
時間をおいて再確認
TxHashが複数ある
複数回送金
金額・時間を照合して識別
🔸 トランザクションハッシュとコントラクトアドレスの違い
項目
トランザクションハッシュ
コントラクトアドレス
意味
1回の取引の識別番号
スマートコントラクト(プログラム)の住所
発行タイミング
各取引時に自動生成
コントラクト作成時に生成
目的
取引の追跡・確認
トークンやNFTの管理
例
送金、スワップ、NFT購入
ERC-20, ERC-721トークンなど
🔹 まとめ
要点
内容
定義
各取引を識別するハッシュ値(TxID)
形式
0xで始まる64桁の英数字
用途
送金確認・履歴追跡・不正検証
確認場所
取引所履歴・ウォレット・Etherscan
注意点
チェーン間の混同・手数料不足に注意