仮想通貨「暗号資産)の普及率

正確な「普及率」を国別に出すのは難しいが、信頼できる報告をもとに近似値と傾向を分析しました。

以下は主な調査データです。

主なデータソース

Chainalysis:各国のオンチェーン/オフチェーン活動を基に算出「Global Adoption Index」 

Triple-A:暗号資産所有率に関する国際推定値  その他の暗号通貨調査サイト・統計集計サイト

国・地域別の概況と見積もり

地域/国

所有率・普及に関する参考数値

コメント・注意点

日本

所有率(仮想通貨保有者割合)は 8.5 % 程度という情報あり 

所有率は低めという見方が有力。「88% が仮想通貨を持ったことがない」という言説もある 

アメリカ合衆国

Chainalysis によれば米国は採用率が高い国のひとつ 

ただし「保有率」調査では他国に比べ中程度〜高程度という報告もある

イギリス

ビットコイン所有者割合 36 % という統計(国別ビットコイン所有率のページより) 

ただしこれはビットコイン所有率であって、広義の仮想通貨保有者率とは異なる可能性あり

アフリカ

多くの国で所有率が比較的高いという報告(例:ガーナ 54 %/ケニア 49 %/ナイジェリア 47 %) 

アフリカ全体を平均化するデータは少ない。国ごとの格差が大きい。金融包摂・送金用途で仮想通貨利用が顕著な地域あり

傾向と留意点

所有率・普及率の調査方法は統一されていない(アンケート、オンチェーンデータ、交換所流入など) → 各国比較にはバイアスがある。 アフリカでは仮想通貨が送金代替、金融アクセス手段として使われる傾向が強い。 日本は税金・規制が普及の足かせになってきたという意見が多い  アメリカおよび先進国では仮想通貨投資が資産形成の一手段として受け入れられつつある(ただし利用者比率はまだマジョリティではない)。