担保価値に対する借入額の割合。DeFiレンディングでよく使われる指標。
💰 LTV(Loan-to-Value)とは?【暗号資産レンディングにおける担保率の重要指標】
**LTV(Loan-to-Value)**とは、
担保に対する借入額の比率(担保価値に対する融資額の割合) を示す指標です。
日本語では「担保価値比率」や「融資価値比率」と訳され、
DeFi(分散型金融)や仮想通貨レンディングサービスで最も重要なリスク管理指標の1つです。
🔹 LTVの計算式
LTV = \frac{借入額}{担保額} × 100
例:
担保として 1 ETH(時価10万円)を預ける
借入額が 5万円
👉 LTV = 5万 ÷ 10万 × 100 = 50%
🔹 LTVが意味すること
LTV値
状況
リスク
低い(30〜50%)
担保に余裕あり
清算リスクが低い
中程度(50〜70%)
一般的なレンディング水準
市場変動で清算の可能性あり
高い(70%以上)
担保が不足気味
清算リスクが高い・警戒が必要
🔹 清算(Liquidation)との関係
多くのDeFiプロトコルでは、LTVが一定以上になると自動的に清算(強制売却) されます。
例:
AaveやCompoundの場合
清算閾値(Liquidation Threshold):約80%
この値を超えると担保の一部が売却され、借入金を返済する仕組み。
🔹 DeFiでのLTV管理の実例
プロトコル
清算閾値
備考
Aave
約75〜80%
通貨ごとに異なる設定
MakerDAO
約150%(ETH担保時)
LTV = 66%以下が安全水準
Compound
約75%
ETHやUSDCなどに対応
つまり、LTVが高いほどリスクが高い。
担保価値が下がると、清算される危険性が上がります。
🔹 LTVを下げる方法(リスク回避)
担保を追加する(Collateral Increase)
→ 担保額が増えるためLTVが下がる。
借入を一部返済する(Repay)
→ 借入額が減り、LTVが改善する。
安定資産(例:USDC, DAI)を担保に使う
→ ボラティリティを低下させ清算リスクを回避。