暗号資産を売買したい時に、スムーズに取引できる状態の度合い。
🔹流動性(Liquidity)とは?
流動性(Liquidity) とは、資産を「どれだけスムーズに、価値を損なわずに交換できるか」を示す指標です。
仮想通貨・DeFiの世界では非常に重要な概念で、売買のしやすさ・スリッページの少なさ・価格の安定性 に直結します。
💧 流動性の基本的な意味
高い流動性(High Liquidity)
⇒ 売り手・買い手が多く、希望価格でスムーズに取引できる状態。
例:ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)など。
低い流動性(Low Liquidity)
⇒ 取引量が少なく、売買の際に価格が大きく動いてしまう状態。
例:新興のアルトコインや取引所に上場したばかりのトークンなど。
💹 DeFiにおける「流動性」の役割
1.
AMM型DEX(自動マーケットメーカー)での流動性提供
UniswapやSushiSwapなどの分散型取引所では、ユーザーが自ら「流動性提供者(LP:Liquidity Provider)」となり、
仮想通貨ペア(例:ETH/USDC)をプールに預けることで市場に流動性を供給します。
流動性を提供すると、
→ 取引手数料の一部を報酬として受け取れる
→ 「流動性マイニング」や「イールドファーミング」の対象になることも
2.
流動性が不足すると起こる問題
価格の急変動(スリッページが大きくなる)
売りたい時に売れない・買いたい時に買えない
プロジェクトの信用低下やラグプルのリスク上昇
⚖️ 流動性を高める方法
LP報酬の設定(流動性提供者へのインセンティブ)
トークンのステーキングプログラム
CEX(中央集権型取引所)への上場
ブリッジによる他チェーンとの接続
まとめ
流動性(Liquidity)とは、仮想通貨をスムーズに売買できる度合いを示す指標であり、DeFi市場の健全性を支える基礎的な概念。
流動性が高いほど価格の安定性や取引の信頼性が向上し、DEXやレンディングプラットフォームの利用価値も高まる。
投資家は流動性の高いプロジェクトを選ぶことで、リスクを抑えつつ安定した運用が可能になる。